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法話集

合同供養祭などでの住職の法話をご紹介いたします

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「諸悪莫作・衆善奉行」(ショアクマクサ・シュウゼンブギョウ)

2012年01月 北摂池田メモリアルパーク合同供養祭
皆様新年明けましておめでとうございます。
ご健勝にて新年をお迎えいただき、又本日はお寒い中このように多数お参り下さいましてありがとうございます。
さて昨年は、3月11日の東日本大震災、大津波、台風12号による奈良県はじめ各地の災害、それに福島の原発事故と古今未曾有の天災地変があり、 何万という犠牲者を出し、お亡くなりになられました万霊に対しまして、ただ御冥福をお祈りするのみであります。
また、被災者の多くの方が被災生活の中で、寒さに耐えながら新年を迎えられたということは誠に痛ましく、心からお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復興を心から祈念するものであります。
昔から「一年の計は元旦にあり」と申します。元旦には今年はどんな年にしようかと色々計画を立て、希望をもって一歩を踏み出すことは、今も昔も変わらないことであります。
しかしながら、世の中は常に移り変わっておりますから、中々思うようにならないというのが現実であります。
本日は今年最初の合同供養祭ですので、今年は、昨年のような災害の無い良き一年でありますように、又皆様方にとって幸多き一年でありますようにという願いを込めて、祈願のお勤めをさせていただきました。
皆様が般若心経をお読みいただいている間に、私が般若心経の原点である大般若経600巻の中の578番目の大般若理趣分(ダイハンニャリシュブン)というお経を、全部読みますと大変時間を要しますので、重要な部分を読み、読めない部分を転読と申しましてパラパラとめくるように作法をしながら、最後に「降伏一切大魔災障成就怨敵退散如意吉祥」と唱えます。
これは大般若理趣分経の功徳の力によって、心の中の大魔、災いを降伏することを成就し、それによって怨敵を退散し、すべて目出度しとなるよう、祈願をさせていただいたわけでございます。
大般若経はお釈迦様が14年かけて、お説きになったというお経で、仏教の中心思想の「一切皆空」の理が述べられています。
皆様方が日ごろお読みいただいている「般若心経」は268文字の短いお経ではありますが、この大般若経の「一切皆空」を説いたお経ですので、大般若経を読んだと同じ功徳があるといわれております。
大般若経を転読する時「諸法皆是因縁生・・・云々」とお唱えするのですが、これは、この世の中の一切の事柄は皆、因と縁との掛け合いからできているのであり、持ちつ持たれつの関係にあって、何一つとして「そのものだけ」や「他に関係ない」というものはありません、ということであり、一つの物の動きも一人ひとりの行いも、その影響は無限に広がっていくということであります。
言いかえれば「良いことをすれば良い波が、悪いことをすれば悪い波が無限に引き起こされていき、良い因縁を作れば良い結果が起こり、悪い因縁を結べば悪い結果が生ずる」ということであります。
これをお釈迦様は「諸悪莫作・衆善奉行」(ショアクマクサ・シュウゼンブギョウ)と簡潔におっしゃっているのであります。
因縁には、過去・現在・未来の三世に至る因縁がありますが、私たちにはその一部分しかわかりません。因縁を見抜く智慧は、仏様だけがお持ちなのであります。この仏様の智慧のことを「般若」といいます。
私たちが幸せな生涯を送るためには未来に待ち伏せする悪因縁を事前に立ち切る良い因縁の芽を少しでも見逃すことなく育てていかなければならないということです。
私たちが神仏にお参りをし、家運隆昌や家内安全をお祈りするということは「私たち人間の力でははるかに及びもつかないところを、仏様をはじめ、仏法守護の善神に「どうか良い因縁を結ばせてください」とお願いするということなのです。
しかし、自ら何の努力もしないで神仏に頼るのみではいけません。
努力をしても及ばないところをおすがりするのであります。
仏に良い因縁を結ばせていただくことをお祈りすると、自然に自らも良い因縁づくりに精進しようと心掛ける、その両方が相まって御利益が一層あらわれるものと確信するものであります。
「困った時の神だのみ」ではいけないのです。
どうか皆様も良い因縁づくりに精進されまして、良き一年をお過ごしいただきますようご祈念申し上げます。
合掌
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天山寺開山老子 プロフィール

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